今回のお点前は「濃茶」を体験しました。

お道具も違って、茶碗は基本的にどんなに歴史が古くても絵が描いてある茶碗は使えないという事を教わりました。

又、茶入れも、正絹の仕覆に入れて、今回はガラスの容器で夏仕様の金魚を連想する茶入れでした。

又、薄茶は「点てる」といいますが抹茶は薄茶の約2倍の抹茶に少し低めのお湯を注ぎ、泡立てずになでるように混ぜ「練る」といい、とろっとした濃度で芳醇さを感じました。

そして、今回は参加者は3人で1つの茶碗を回し飲みをしました。

「香りが良いですね」「ちょっと濃いので胃に応えそう(笑)」「薄茶とは違った格式の高さを道具とか所作で感じ、新たな抹茶の世界がの広がりを感じてください」と締めて下さいました。

猛暑日の続く今年の夏ですが、ほんの一時、凛とした空間を感じました。

暦の上では立秋の期間に入りました。

秋の実感は全くありませんが、秋の夜の兆しや気配を感じ、暑さを忘れたいですね。